神曲はもう現れない?
最近では美少女ゲームの制作費が少なくなって来たなんて言われて外注費も安くなってとあるクリエイターに言わせると市場崩壊してるとも言っていた。個人的体感ではうーん、そんなにかな・・・とも思うが傾向としてはこういった声は圧倒的に多い。美少女ゲームに限らないがこの手のコンテンツという事にしておこう。
自分のやっている音楽の分野で言うと楽曲制作費という事になる。これは作曲料だったりボーカルの歌唱料だったりするがここで明らかになっている原因が一つある。
それはタダ同然で受ける輩が出て来てる事だ。仕事を受ける為には手段を選ばないという事か。
俺から言わせると
勝負できる物が値段しかない。
と言う事だ。
これで仕事を得るきっかけを作って次もという事だろう。だけど、それは自分の仕事の事考えてるの?となる。最初は安く受けて段々上げてもらおうという魂胆だろうか?
いやいやそれはないって。
考えればわかるでしょ?そしたら新しい安い人を使うんですよ。なので自分も当時受けた金額で続くんですよ。よっぽどクオリティの高いのを作ってる人ならともかく安売りしてる時点でそういった物を持ち合わせてないだろうし。だから安くしてるのだろうし。仮にそうでなくとも同じ人間を急に高いコストで使う事はないです。
小学校のマラソンで最初はゆっくり走って体力温存して後で抜こう。って奴が後半に抜いたのは見た事ないけどそんなようなものでしょ。自力のある奴は最初からほぼ先頭集団だったし。
ここで発注者を責める事はできないと思っている。飲食店や買い物でも安さで選ぶ事は誰でもあるでしょう。相手の経営の事なんか気にして選ばないでしょ。ヨドバシがアマゾンに対抗して送料無料で翌日12時まで配達してるけど思わず大丈夫なの?と思ってしまいつつアマゾンより条件がよければ買ってしまう。蛍光灯一本でも持ってきましたよ。
そういった選択余地があるなら安い方、条件がいたれりつくせりの方に行くのは当然でしょう。受注者がそれで経営が成り立つのか、そしてそれで何か得られるの?かと言うと甚だ疑問ではあるが。
でも一般のクリエイターが横並びでそんな事やって大丈夫なの?後の事考えてるのか?結局バイトしながらその状態続けるしかないと思うんだけどどうでしょう。いつまでも副業って事になるし。これは個人的見解だけどそれで質とモチベーションをさらに高い所に持っていけるのだろうか?
結局自分の首締めてるのは安受けしてる先の事考えない一部の輩という事だ。武器は安さだけ。女性が簡単に服を脱ぐようなもの。ツールも安価だしそこそこの音楽は誰でも作れるからというのもある。それ故これといった曲もない。友人の作曲家によると神曲なんて出て来ないしそういった時代でもないだろうという事だ。確かにそうかもしれない。
彼は業界の事、ゲーム内容そしてそれに見合った楽曲をいかによく聞かせる為にどうしたらいいかを考えながら主題歌やBGMを今まで作ってきたがどうやら求められるのがそういう事ではないような話もしていた。簡単に言うとまずは制作費重視で(要するに安く)無難に作ってくれればいいと言う事だ。
毎週金曜になると結構なタイトルが発売される。そこに楽曲はほぼほぼ入っている。そしてそれらは今言ったような環境で作られてる事が多い。そして発売から一ヶ月もすれば話題も消える。大量消費の波の中にと言う流れになっていると感じるのは俺だけではないだろう。長く愛される楽曲はもう出て来ないのではないだろうかとも思う。実際、俺の知ってる範囲で実力のある音楽家はもうエロゲ楽曲から距離を置いてるし。
もっと色々書く事はあるのだが要するに負のスパイラル(デフレ)が起きているという事だ。そしてその原因を作ってるのは外ならぬクリエイター自身の行動によるものだな。もっと自分自身と仕事に対してよく考えろと言いたいが・・・・考えてこの状態なんだろう。先の事はどう思ってるか知らんが少なくともゲーム会社や業界の事を思ってるとは思えないんだがなあ・・・。
俺は俺で今与えられた仕事は変わらずしっかりやりつつ最終的には自分達で新しいコンテンツを作るべきだと思ってるのでそんな準備をしているところだ。



作曲 ブログランキングへ
自分のやっている音楽の分野で言うと楽曲制作費という事になる。これは作曲料だったりボーカルの歌唱料だったりするがここで明らかになっている原因が一つある。
それはタダ同然で受ける輩が出て来てる事だ。仕事を受ける為には手段を選ばないという事か。
俺から言わせると
勝負できる物が値段しかない。
と言う事だ。
これで仕事を得るきっかけを作って次もという事だろう。だけど、それは自分の仕事の事考えてるの?となる。最初は安く受けて段々上げてもらおうという魂胆だろうか?
いやいやそれはないって。
考えればわかるでしょ?そしたら新しい安い人を使うんですよ。なので自分も当時受けた金額で続くんですよ。よっぽどクオリティの高いのを作ってる人ならともかく安売りしてる時点でそういった物を持ち合わせてないだろうし。だから安くしてるのだろうし。仮にそうでなくとも同じ人間を急に高いコストで使う事はないです。
小学校のマラソンで最初はゆっくり走って体力温存して後で抜こう。って奴が後半に抜いたのは見た事ないけどそんなようなものでしょ。自力のある奴は最初からほぼ先頭集団だったし。
ここで発注者を責める事はできないと思っている。飲食店や買い物でも安さで選ぶ事は誰でもあるでしょう。相手の経営の事なんか気にして選ばないでしょ。ヨドバシがアマゾンに対抗して送料無料で翌日12時まで配達してるけど思わず大丈夫なの?と思ってしまいつつアマゾンより条件がよければ買ってしまう。蛍光灯一本でも持ってきましたよ。
そういった選択余地があるなら安い方、条件がいたれりつくせりの方に行くのは当然でしょう。受注者がそれで経営が成り立つのか、そしてそれで何か得られるの?かと言うと甚だ疑問ではあるが。
でも一般のクリエイターが横並びでそんな事やって大丈夫なの?後の事考えてるのか?結局バイトしながらその状態続けるしかないと思うんだけどどうでしょう。いつまでも副業って事になるし。これは個人的見解だけどそれで質とモチベーションをさらに高い所に持っていけるのだろうか?
結局自分の首締めてるのは安受けしてる先の事考えない一部の輩という事だ。武器は安さだけ。女性が簡単に服を脱ぐようなもの。ツールも安価だしそこそこの音楽は誰でも作れるからというのもある。それ故これといった曲もない。友人の作曲家によると神曲なんて出て来ないしそういった時代でもないだろうという事だ。確かにそうかもしれない。
彼は業界の事、ゲーム内容そしてそれに見合った楽曲をいかによく聞かせる為にどうしたらいいかを考えながら主題歌やBGMを今まで作ってきたがどうやら求められるのがそういう事ではないような話もしていた。簡単に言うとまずは制作費重視で(要するに安く)無難に作ってくれればいいと言う事だ。
毎週金曜になると結構なタイトルが発売される。そこに楽曲はほぼほぼ入っている。そしてそれらは今言ったような環境で作られてる事が多い。そして発売から一ヶ月もすれば話題も消える。大量消費の波の中にと言う流れになっていると感じるのは俺だけではないだろう。長く愛される楽曲はもう出て来ないのではないだろうかとも思う。実際、俺の知ってる範囲で実力のある音楽家はもうエロゲ楽曲から距離を置いてるし。
もっと色々書く事はあるのだが要するに負のスパイラル(デフレ)が起きているという事だ。そしてその原因を作ってるのは外ならぬクリエイター自身の行動によるものだな。もっと自分自身と仕事に対してよく考えろと言いたいが・・・・考えてこの状態なんだろう。先の事はどう思ってるか知らんが少なくともゲーム会社や業界の事を思ってるとは思えないんだがなあ・・・。
俺は俺で今与えられた仕事は変わらずしっかりやりつつ最終的には自分達で新しいコンテンツを作るべきだと思ってるのでそんな準備をしているところだ。


作曲 ブログランキングへ
スポンサーサイト